仕事が多すぎる、失敗が怖い、人間関係で消耗する。厚生労働省の2025年調査では、仕事や職業生活について強い不安・悩み・ストレスと感じる事柄がある人は67.5%でした。
仕事のつらさは、一人で抱えず相談してよいことです。特に眠れない、食欲が落ちる、仕事や日常生活が難しくなっているときは、早めに医療機関や相談窓口へ今の状態を伝えてください。
2025年調査では67.5%|多かった内容は仕事量・失敗や責任・人間関係
厚生労働省「令和7年 労働安全衛生調査」の個人調査では、仕事や職業生活に関する強い不安・悩み・ストレスがある割合は67.5%でした。その人たちが挙げた内容で多かったのが、次の3つです。
| ストレスと感じる内容 | 割合 |
|---|---|
| 仕事の量 | 39.5% |
| 仕事の失敗、責任の発生等 | 39.5% |
| 対人関係(セクハラ・パワハラを含む) | 32.9% |
出典:2025年調査・個人調査 第17表。上の3項目の割合は、強いストレスと感じる事柄がある人の中での割合です。主なものを3つ以内で回答しています。
仕事の量だけでなく、責任や人との関わりも相談できるテーマです。「残業を減らしたい」「判断を一人で抱えている」など、負担を感じる場面を言葉にしてみましょう。
年代別の割合
| 年齢 | 強い不安・悩み・ストレスがある割合 |
|---|---|
| 20歳未満 | 39.7% |
| 20〜29歳 | 72.0% |
| 30〜39歳 | 69.0% |
| 40〜49歳 | 71.5% |
| 50〜59歳 | 66.0% |
| 60歳以上 | 54.5% |
出典:同調査・第17表。各年代の労働者を100%とした割合です。自分の年代の割合が低くても、つらさや生活への影響があれば相談してください。
負担を相談するときに伝えたい3つのこと
1.困っている場面を一つ挙げる
「仕事がつらい」だけでも相談を始められます。少し具体的に話せそうなら、いつ、何が起きて困るのかを一つ挙げます。短いメモを見ながら話す方法もあります。
- 仕事量:「今週は3件の締め切りが重なり、毎日帰宅が遅くなっています」
- 判断や責任:「この判断を一人で任されていて、不安があります」
- 人間関係:「会議で強い言い方をされることが続き、出勤前からつらくなります」
2.体調や生活への影響を伝える
眠れる時間が減った、食事を取れない、休日も仕事のことが頭から離れないなど、今起きている変化を伝えます。医療機関では、いつごろから続いているか、仕事や生活で難しくなったことも相談しましょう。
3.変えてほしいこと、助けてほしいことを話す
| 困っていること | 相談の例 |
|---|---|
| 締め切りが重なっている | 優先順位と期限を一緒に決めてほしい |
| 判断や責任を一人で抱えている | 確認してもらう相手や相談する時間を決めたい |
| 特定の相手とのやり取りがつらい | 人事や相談窓口に、連絡方法や担当の調整を相談したい |
| 体調が悪く、今の働き方が難しい | 医療機関や産業医へ、体調と働き方の両方を相談したい |
希望がまとまっていなければ、「どう調整できるか一緒に考えてほしい」と伝えて構いません。職場で相談を始める手順は、職場のストレスと相談先にもまとめています。
上司に話しにくいときは、別の相談先を選ぶ
上司との関係自体がつらい場合は、人事、社内相談窓口、産業医・保健師、社外の窓口など、話せる相手を選びましょう。社内の窓口を使うときは、話した内容が誰に共有されるかも確認できます。
- こころの耳:働く人と家族などの相談先。電話・SNS・メールから利用方法と受付時間を確認できます。
- 精神保健福祉センター:地域のこころの相談窓口。面談の予約方法などを所在地の窓口で確認してください。
- 医療機関:不眠、食欲低下、気分の落ち込みなどの症状と、生活への影響を相談できます。
有料の心理相談を使いたい場合は、担当者の資格・相談できる内容・料金・キャンセル条件を確認してから申し込みます。オンラインカウンセリングの選び方では、費用と利用前の確認点を紹介しています。
休憩や環境の工夫は、仕事の調整と一緒に
休憩を取る、勤務後の通知を調整する、落ち着ける場所で過ごすなど、できそうな工夫も選べます。仕事量やハラスメントが負担になっている場合は、職場の調整や相談窓口の利用を並行して進めましょう。
音や人の多さで疲れやすいときは、刺激で疲れる場面に合わせた工夫も参考になります。短い練習を試したい人向けに、マインドフルネスの始め方もあります。練習で不安やつらさが強まる場合は中断してください。
よくある質問
仕事のストレスがある人は、何割くらいですか
2025年の厚生労働省調査では、強い不安・悩み・ストレスと感じる事柄がある人は67.5%、約7割でした。日常の小さなストレスすべてを尋ねた割合ではなく、仕事や職業生活についての回答です。
一番多かったストレスの内容は何ですか
強いストレスと感じる事柄がある人の中では、「仕事の量」と「仕事の失敗、責任の発生等」がともに39.5%でした。回答は主なもの3つ以内です。
周りも大変そうなときに、自分だけ相談してよいですか
相談して構いません。困っている場面と体調への影響を伝え、仕事量や期限をどう調整できるか話してみましょう。眠れない、食べられない、生活に支障がある場合は医療機関にも早めに相談してください。
ストレスチェックがない小さな会社では、どこへ相談できますか
会社の規模にかかわらず、こころの耳や地域の精神保健福祉センターなどへ相談できます。症状がある場合は医療機関も利用してください。制度上、50人未満の事業場のストレスチェックは2028年4月1日から義務化されます。実施予定や社内窓口は勤務先へ確認できます。
参考・出典
統計・制度の確認日:2026年9月5日。

